Laboratory Life


日時: 2023年3月2日(木)〜4日(土)
場所: 電気通信大学

概要

当研究室の西村さんと佐藤さんが,情報処理学会 第85回全国大会で研究発表を行いました!

<発表内容>
発表者: 西村一球
タイトル:異常値検出を用いた単語の想起イメージの文化差検出
概要:
近年、機械翻訳の精度向上に伴い、多言語コミュニケーションが容易になりつつある。しかし、話者同士の文化の違いにより会話に齟齬が生まれることがある。 このような文化差を検出するために我々は一つの概念に紐づけられた日英それぞれの単語から画像検索を行い、取得された画像の類似性に基づいて文化差検出を行う。 ただし、取得した画像にターゲットと異なる画像が含まれる可能性があるため、異常値検出手法を用いて各画像の確信度を算出し、確信度に基づくノイズの除去と画像ベクトルの生成を行った。
発表者: 佐藤旭
タイトル:仮想空間を用いた同期型サッカー戦術指導の効果分析
概要:
サッカーの指導者が戦術指導を行う際,戦術の提示方法が鳥瞰視点や三人称視点であるため,提示された情報を一人称視点に置き換える空間認知能力の乏しい選手には,戦術を理解するのが困難である. これまでに仮想空間を用いて一人称視点で指導を行うことで空間認知能力を支援する研究は行われているが, 提示したい一人称視点ごとに視点の切り替えを行う必要がある. したがって仮想空間を同期させ,いくつかの一人称視点を同時に提示できる同期型サッカー戦術指導システムを作成した. 本研究では, 作成したシステムを用いて, 同じ状況を異なる一人称視点で共有を行った場合の効果を分析している.