日時: 2024年6月26日(水)〜28日(金) 場所: スペイン サラマンカ
概要
当研究室の北川さんが、The 22nd International Conference on Practical applications of Agents and Multi-Agent Systems(PAAMS 2024)で研究発表を行いました!
<発表内容>
発表者: 北川 勘太朗
タイトル: 「Federated Neural Machine Translation Using Multi-Agent Reinforcement Learning」
概要:
ニューラル機械翻訳は翻訳精度を大幅に向上させ,社会のさまざまな分野から注目を集めている.高精度なニューラル機械翻訳には大量の高品質な対訳コーパスが必要である.しかし,著作権や機密性の懸念から異なる組織間で対訳データを共有することは困難である.連合学習は複数のクライアントが各自のデータセットのプライバシーを保ちながら,共同で翻訳モデルを改善することを可能にする.しかしながら,参加者が持つデータの分布が異なるため,モデルの精度が低下することがあり,すべての翻訳モデルを集約しても精度が向上するわけではない.この問題を解決するために,連合学習の過程で翻訳モデルを集約するために,深層強化学習を用いたマルチエージェントシステムを提案する.このシステムは各集約ごとにパートナーを動的に選択し,エージェントが深層強化学習を通じて最適な協力パートナーを特定する方策を獲得する.私たちは3つの異なるドメインのデータを使用してこの方法を検証し,従来の連合学習手法よりも優れていることを示した.さらに,従来手法と比較して各クライアントの翻訳精度が33.9%向上した.
サラマンカに到着した瞬間、まず目に飛び込んできたのは、その黄金色の建物たちでした。特に、大聖堂(Catedral Nueva)はゴシック様式で、その壮大さに圧倒されました。昼間は太陽の光に照らされて輝き、夜はライトアップされて幻想的な雰囲気を醸し出します。大聖堂の真下にあるレストランで食べた生ハムは絶品で、地元の料理に舌鼓を打つ時間は、まさに至福のひとときでした。
生ハムはサラマンカの特産品の一つで、その豊かな風味と絶妙な塩気が口の中で広がり、まるで大聖堂の荘厳さと美しさを味覚で感じるかのようです。レストランのテラス席に座り、大聖堂を見上げながらゆっくりと食事を楽しむ時間は、この街で過ごす特別な瞬間の一つでした。
別の日には、スペイン料理の代表的な一品であるパエリアも味わいました。大きなパエリア鍋で供されるこの料理は、サフランで色づけられた黄金色のご飯と新鮮なシーフードや鶏肉、野菜が絶妙に調和していました。一口ごとに異なる素材の風味が口の中に広がり、その豊かな味わいに魅了されました。
食事を終えた後、再び大聖堂のライトアップされた姿を眺め、心が満たされるのを感じました。サラマンカの夜は静かで、石畳の道を歩くとその美しい建物たちが一層輝いて見えます。この瞬間、サラマンカという街が持つ魅力と、その歴史と文化が織りなす奇跡を強く感じることができました。
サラマンカの旅は、歴史と文化、そして美しい風景に満ちた素晴らしい経験でした。この街で過ごした日々は、私の心に深く刻まれ、一生の宝物となりました。